日本円が紙くずになる日がくるかもしれない

日本円が紙くずになる日がくるかもしれない

※これは2017年9月22の記事です。

今回は、「ファンダメンタルズ分析で見た世界的な動き」をテーマに、北朝鮮の問題に直面している今、世界中の国々はどのような思惑で動いているのか、そして、日本はどうなっていくのかについて触れていきたいと思います。

記事のタイトルで驚かれた方もいるかもしれませんが、日本円が紙くず同様の価値になってしまう未来は、可能性としては十分にあると思います。

そんなとき、私たち日本人投資家やトレーダーはどうすればよいのでしょうか。

それを、今回のテーマと共にお伝えしていきます。

北朝鮮問題が国々に与える影響

現在も北朝鮮は軍事的挑発を続けています。

彼らが持っているのは弱者の理論です。

大国には勝てないが、核を保有すれば大国は自分たちに手を出せない。

つまり、対等であると考えているのです。

アメリカはもちろん、それを容認していないため、軍事的対応を迫られています。

韓国を始め、我々日本は核を持たない国として、北朝鮮の核保有の問題を見過ごすことができません。

軍事的な面も、経済的な面もアメリカに従うしかない我々2国は、軍事的な状況を余儀なくされており、国と国との緊張感は俄然高まってきています。

さらに、4ヵ国の問題かと思いきや、中国とロシアも軍事演習を始めており、北朝鮮が始めた軍事行動1つで、さまざまな国が影響を受けています。

一見すると、北朝鮮VSその他と思えるのですが、実は中国とロシアは北朝鮮ではなく、アメリカに対して牽制を込め、軍事的な力を行使しようとしているのです。

本来であれば、北朝鮮と韓国の問題、しかし、気がつくとそれが北朝鮮とアメリカの軍事的な問題に発展しました。

そして、そのアメリカと対立するかのように中国とロシアも台頭してきたこの構図は、朝鮮戦争によって分断された国々と見ることができ、米国とソ連、過去に行われた対立の悲劇が招いた結果ともいえます。

こういった因果関係によって国々の軍事的な緊張感が高まると、何か間違ったキッカケで戦争が勃発するんですね。

今の世界情勢とは、コップからこぼれそうな、表面張力によって保たれた水のようなもの。

今でこそ大きな戦争もなく、日本は戦争を繰り返してはいけないと謳っていますが、世界を見ると局地的な戦争は毎日行われています。

本来、戦争とはとても身近で、いつ起こってもおかしくないものなのです。

そんな世界に我々は住んでおり、今、世界はそういった局面を迎えようとしています。

戦争が起こったときに投資家が取るべき行動とは

日本を巻き込んだ戦争が起こったとき、私たち投資家はどうすればよいのでしょうか。

まず、私が目を向けることは日本円の価値の低下です。

私は常日頃から日本円を持つリスクをお伝えしてきていますが、今後、世界的に見ても日本円が強くなることはないと考えています。

これは短期的な話ではありません。

超長期的な考えです。

日本には、地震、世界を相手にした政治的な弱さ、企業のビジネスの進めにくさ、世界でも有数の税金の高い国、そして、今回の問題でもある北朝鮮がすぐそこにあるということで、常に多くのリスクに晒されています。

このまま資産を日本円で持つことは、リスクの高い選択なのです。

今後、北朝鮮と何かしらの軍事的な衝突があった場合、その渦中に立たされた日本の通貨は紙くず同然となることも可能性として0ではありません。

こんなにもリスクがある中、日本円を保有しようという投資家は世界中を見てもそういないでしょう。

それだけ、日本円で資産を持つことを投資家は避けたがっているのです。

こうなってくると、海外からの投資が受け入れにくくなるため、ますます円安に向かうことが考えられます。

では、いざというときに日本円の代わりに何を持つことが正解なのでしょうか。

それが、資産を防衛できる国の不動産や通貨を持つことなのです。

私が考える、資産を防衛するために今後安全だと考える国は、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパの一部だと考えています。

資産防衛の考え方

投資家として有事の際に大事なことは資産の防衛だとお伝えしました。

これこそが投資家としての役目だと思っており、私は、そのお手本を、これから投資家を目指す方々にも見せていく必要があると感じています。

そのための第1歩として、すでにご存知の方も多いかと思いますが、ニュージーランドの不動産を購入しています。

押さえておきたいのは日本ではなく、海外の不動産。

不動産は、世界が軍事的問題に直面した際、もっとも価値があがるものとされています。

反対に、通貨の価値はもっとも弱くなってしまうのです。

だからこそ、今、海外の不動産を持つことは、いざというときの防衛手段に最適だと考えています。

そして、不動産投資と並行して行っていきたいのが保有通貨の分散化によるリスクヘッジです。

先ほどもいいましたが、有事の際は通貨の価値は弱くなってしまいます。日本円で言えば、無価値の紙くずになる可能性もあります。

しかし、日本に住んでいる以上、日本円を所有する必要がありますよね。

そこで、日本円を持つのは最低限の保有のみにし、海外の通貨へ”ヘッジ”するようにしましょう。

私も、不動産だけでなく、ニュージーランドドルやその他の通貨など、外貨を持つようにし極力日本円の保有比率を小さくしています。

日本は貯金神話国と言われていますが、今はそれを信じ込む時代ではありません。

日本円をありがたがり、貯金をすることが絶対だと刷り込まれてきましたが、このままではあなたのお金は紙くずに成り果ててしまいます。

本当にあなたの資産を守る方法はなんなのか。

もう1度よく考えてみてください。

最後に

私は今、きたるべき日に備えるため、資産の防衛方法を広めるための投資家専用コミュニティ設立を考えています。

そこでは、このブログで紹介しているよりももっと詳しく、コミュニティに参加している人たちが購入できる手頃な不動産情報や、有事の際に備えておきたいことなど、資産を防衛するために特化した有益な投資情報を発信していく予定です。

今の情勢を考えると、この1、2年で緊張状態に何かしらの動きが起こることは十分ありえます。

それまでにコミュニティの設立ができるよう、急ぐつもりです。

そこで、あなたは、今できることに目を向け、資産を守るだけでなく増やしていく技術を身につけていってもらいたいと思います。

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