社会事業活動への参加とその意義

社会事業活動への参加とその意義

※これは2017年3月10日の記事です。

今回は私が前々から興味をもっていた、社会事業活動についてのお話をさせていただきます。

今後、クロスリテイリング株式会社が、そしてクロスグループがどのように成長していきたいかという話にも繋がってきますので、ぜひ弊社の会員のみなさまにもご覧いただきたいと思います。

社会事業への参加

先日、クロスグループ全体での会議が社内で行われ、私は、以前から考えていた社会事業活動への参加意志についてスタッフに伝えることが出来ました。

2年ほど前から思いはあったのですが、ようやく形に出来そうな目処がついたからです。

私たちクロスグループは今後も大きく発展していかなければなりませんし、まだまだ会社としても若いです。

しかし弊社は会員のみなさまの日頃のご愛顧のおかげで企業として十分に成長してきた、ということも実感しています。

ですから、“利益の一部を活用し、社会事業をやってみたい”という私の思いは近年益々大きくなったというわけです。

もちろん私たちの使命は、よりよいコンテンツを作り、よりよいサポートと合わせて会員さまにお届けすることです。

それは今も、これからも変わりません。

弊社はその対価として会員さまから料金をいただいているんですから。

ただ、私はこの数年で会社経営の難しさについて身をもって体験しました。

単純に利益が上がったからといって今後も会社を運営し続けていくことが出来るかというと、そう簡単に言い切れないのが会社経営です。

心配ごとは尽きませんし、悩みも尽きません。

そんな厳しい世界の中で企業として成長してこられたという誇りを持ち、私はいま、出来ることを社会に還元していきたいのです。

実際には会社の売上から経費を引き、残った資金の数パーセントを社会事業に充てるということから始めたいと考えています。

クロスリテイリング株式会社は今年9期目に突入しました。

ほとんどの会社が淘汰されると言われている10年目に向かって、いま、まさに歩みを進めている段階になります。

今までの私は通常の会社経営という形で社会に資産を還元してきました。

利益化された資金は投資教育と事業につぎ込んできたわけです。

また、当然ながらスタッフにも報酬として与えています。

これは会社としての義務なので当たり前ではありますが、私はそこから新たに社会事業を行うことで別の角度から社会にお金が還元されるという仕組みを作っていきたいと考えているのです。

慈善活動の善悪

慈善活動というと上から目線だな、と捉える人もいるでしょう。

持っている者から持たざる者への上から目線の行為だと、そう受けとる人もいるかもしれません。

私はこの考えを否定はしません。

思考というのは人によって様々ですからね。

しかし弊社のこの活動が、そのように様々な意見が飛び交うほどの社会影響をもたらせる行為であるとするなら、私は必ずやるべきだと思っています。

社会事業への参加とは、会員のみなさまに料金をお支払いただいて、それと対等なサービスを提供するというイーブンな関係ではありません。

誰かになにかを施すという行為は、本当に難しいと思います。

前述した通り、上から目線になりがちでしょうし、そこはとても慎重にやっていかなければならないだろうなと感じています。

そして今回の会議で、慈善活動の一例として私が挙げたのが少年院への寄付でした。

私は少年院に収監されている少年、少女たちについて、様々な事情で罪を犯さざるを得なかった背景がある子どももいるのではないかと考えています。

家庭環境や社会のシステム、日本にいなければ犯さずに済んだ罪だった場合もあるでしょう。

大人であっても誰もが間違いや失敗を経験します。

私たち大人は彼らが罪を犯したという事実だけでなく、その背景も見つめなければならないのです。

そしてそんな風に罪を犯してしまった少年、少女たちが閉鎖された環境の中で最も楽しみにしていること、それが食事なんだそうです。

そこで私は彼らに食事の面でなにかしらの援助が出来ないかと考えています。

もしくは彼らが社会に復帰したときに援助を行い、なにかしらのサポートをしていけないかと。

弊社のスタッフが売上を上げることによって自分だけではなく社会のためになるんだという誇りを持って業務に取り組むためにも、いま、私はこの活動に本腰を入れて取り掛かっていきたいと、そういった思いでいっぱいです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

みなさまにプロジェクトにご参加いただいているからこそクロスグループは企業として実績を上げ続けていくことができます。

いま灯されている会社の灯を絶やすことなく、さらに邁進を続ける中で少しでも社会にその資産を還元していけることを私は願っています。

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