※これは2017年9月29日の記事です。
今回は、あなたの寿命について考えてみたいと思います。
寿命というと、思い浮かぶのは生命の寿命だと思いますが、私の考える寿命は、それだけではありません。
人が生きていく上で、寿命というのは三つ存在するのです。
この三つの寿命をバランスよく考えないと、あなたの人生はそのうち破綻する可能性もあります。
三つの寿命とは果たして何なのか。
そして、私たちはどのようにその寿命と向き合っていくべきなのか。
この記事をとおして考えていただければと思います。
生命の寿命
まず一つ目の寿命は、生命の寿命です。
私たちが「寿命といえば?」と問われたら、ほぼ全ての方がこの生命の寿命と答えるでしょう。
今は『人生100年時代』と言われており、何事もなければ人間は100歳近くまで生きていくと言われています。
日本の平均寿命は非常に長く、男性は81歳、女性は87歳ほどだという結果も統計によって明らかになっています。
長生きですよね。
平均寿命に関しては世界でも日本はトップクラスと言われており、2016年時点の統計では堂々の一位。
次点にスイス、シンガポール、オーストラリアなどの国が続いています。
長生きできる世の中にいることは素晴らしいことですが、『長生きすること=幸せ』に直結するのかと言われると、そうとは言い切れないと私は思います。
それは、生命の寿命にとって一番重要なのが『健康の寿命』だからです。
健康の寿命
二つ目の寿命は健康の寿命です。
考えてみてください。
生命の寿命が長くても健康を失ってしまっては、体の機能が停止して動けなくなってしまいます。
病院や老人ホームで介護を受けながら、残りの寿命を過ごすことになってしまうでしょう。
いくら生命の寿命が長くても、寝たきりで残りの人生を過ごすことは、果たして幸せと言えるのでしょうか?
日本人の健康の寿命は男女平均して75歳未満と言われています。
75歳を過ぎると、日本人の約8割は健康の寿命が尽き、病院や老人ホームで最期を迎えるまで過ごすことになります。
こうなってしまった場合、もう私たちにできることは何もなく、ただ、動かず死を迎えるだけです。
もちろん家族がいれば、家族にサポートをしてもらったり、国の福祉の支援を受けることもできますが、それで健康寿命が伸びるかと言えば違います。
健康の寿命が尽き、長い時間をかけ生命の寿命が終わる。
あなたが最期まで幸せに生きるためには、そうなることを避ける必要があります。
そのためには、なるべく長く健康の寿命を引き伸ばす必要があるわけですが、そこで重要となってくるのが、三つ目の寿命である『資産の寿命』です。
資産の寿命
私たちが最期まで健康で、十分な生活を送るためにはお金が必要になります。
しかし、私たちの世代では年金はあてにできませんし、貰えたとしても大した額ではないでしょう。
また、受給開始年齢も引き上げられているのが現状です。
そうなってくると、自分の人生を幸せで終わらせるためには、自分たちでお金を用意しなければいけません。
日本人の健康寿命のリミットが約75歳ということであれば、仕事を勤め始めてから定年までの資産状況が、先の人生を左右します。
例えば、だいたい60歳まで働いた一般的なサラリーマンの貯蓄額は4000万円から5000万円くらいと言われていますが、実は、健康の寿命である75歳までの15年間を過ごすのにはその額では足りないのです。
たとえ年金をもらっていたとしても、これが資産の寿命です。
となると、資産の寿命が尽きたのち、健康の寿命も尽きる75歳からのその後の10年というのは、病院や老人ホームで寝たきりで、かつ資産がずっと0の状態で過ごすことになるわけです。
資産の寿命 < 健康の寿命 < 生命の寿命、こうして寿命が順に尽きていく。
これが、長寿大国と言われている今の日本の現実です。
一見長生きして、全員が幸せと思えるかもしれませんが、少しずつ生きることの楽しみが失われ、孤独と悲しみのまま人生を終えることになるのです。
本来先進国においてこのような状態は、人生の設計に大きく関わる問題であり、憂慮すべきことなのですが、これは国に文句を言っていても、何も変わることはありません。
私たちの手で、ご自身の寿命を考えてあげる必要があります。
三つの寿命をバランスよく考えるために
ここまで三つの寿命を紹介しましたが、私が考えるベストなバランスは、資産の寿命 = 健康の寿命 = 生命の寿命、全ての寿命がイコールとなることです。
そのためには、最も早く尽きてしまう資産の寿命を改善していく必要があります。
4000万、5000万円あったとしても、個人差はありますが15年程度でその資金はなくなってしまいます。
ではそれがなくならないようにどうすればいいのかというと、すでに取り組まれている方も多い『投資』なんです。
やはりそれしかないんですね。
老後を迎えるために私が考える最良のプランは、若いうちから投資に触れ、徐々に資産を増やしていくこと。
20代、30代、40代のときにFXトレードから投資を始め、まずはトレードができるようになっておきましょう。
最初は本当に微々たる金額でもかまわないので、コツコツと資産を増やしていくのです。
ここで一番大事なことは利益額よりも、学習を行い、稼ぐためのスキルを身につけること、利益の出し方がわかる状態まで自分を作っていくこと。
そして、その積み重ねによって増えていった資産をもとに、50代、60代で資産を防衛しながら、毎年、年利10%、20%を狙った堅実なリスクの少ない投資を行って資産を増やし続けていくことです。
これができるようになると、来るべき健康の寿命まで資金が尽きることもなく、健康の寿命を引き伸ばせることはもちろん、尽きたとしても、残りの余生を豊かに過ごすことができます。
例えば、私の原点でもあるFXトレード。
すでに60代、70代を迎えた方々も遅くはありません。
今からでも、資産を増やすことができます。
これがFXトレードの良いところですね。
まずは1年間、しっかりとFXの学習をして、ロジックをマスターし、複数のロジックを使いこなせるようになれば、たとえ60代からスタートしたとしても、2年目以降、毎年資産を10倍、20倍にするというのが、可能な範囲にあるんです。
つまり、老後の備えを若いうちからしてこなかったという方でも、これから資産を大きく増やすことができる可能性がまだまだありますので、ご自身の寿命に備えるための防衛をしながら、資産を増やす投資を行っていきましょう。
最後に
老後のための備えとして、若いうちから投資に触れ、資産形成をしていくことはとても堅実な手段です。
一方で、年をとってからも十分チャンスがあるのがFXトレードの大きな魅力でもあります。
ですが、それを逆手に取り、いつでもチャンスがあるならば「いつかやろう」、「そのうちやろう」と備えを後回しにはしないでください。
気付いたのであれば、今から動き出してもらいたい。
それがあなたの資産の寿命を伸ばし、あなた自身の老後や人生、そしてあなたの家族を幸せにすることができる方法だからです。
だから早いうちに気付いたのであれば、早くから実践をしてもらいたい。
これは、同じ過程を歩んできた私からのメッセージです。
投資によってお金を稼ぐことは悪いことではありません。
かの有名な経営者である松下幸之助も言っていましたが、「お金は稼ぐ、それが正義」なのです。
たくさんお金を稼ぐほど、国のために納税や社会保障費にあてることができるし、人や地域、施設に寄付をすることで多くの人を助けることができます。
投資は善、なのです。
世の中は、お金無しのきれいごとだけではやっていけません。
今からご自身の資産の寿命をよく考えて、本当に役立つ投資、トレードのスキル、情報を手に入れるように意識していきましょう。