私が会社経営を続ける理由

私が会社経営を続ける理由

※これは2017年8月4日の記事です。

今回もバリからお届けします。

前回の続きとなりますので、まだ前回の記事をご覧になられていない方は、ぜひ前回の記事も観ていただきたいと思います。

クロスグループは「世界規模の法人グループを達成する」という目標を掲げています。

今日は、前回のお話の続きで、クロスグループのビジョン、つまり未来像についてお伝えしていきます。

これは、あなた自身が成長していくためにも、とても大切なお話になりますので、ぜひご覧ください。

クロスグループが掲げるビジョン

冒頭でもお伝えしましたが、私はクロスグループのビジョンとして、「世界規模の法人グループを達成する」というものを掲げています。

仮に、日本で1位になるということを目標にしていると、これは、達成できる可能性があるのです。

しかし、「世界規模の」という少し抽象的で、世界を全て占めるというようなビジョンを掲げることによって、常に「不足感」が生まれます。

常にどこまでやっても達成できないような状態が生まれるわけです。

その、「どこまでやっても達成できない」という状態が、会社経営においては、非常に重要だと思っています。

人間というものは、目標を達成してしまうと、成長が止まってしまいます。

東大に入ろうと頑張っていた人が努力して、東大に入ってしまうと途端にやる気をなくしてしまう。

そんな事例はよく聞く話ですが、それは、1つの目標が達せられたからだと思います。

目標というものは、少しずつ段階を経て上がっていくものを掲げなければなりません。

もしかしたら、途中で1段階戻ってしまうことがあるかもしれません。

だとしても、1番最後のゴールは、どこまでも高いところに置くことが重要なのです。

そうすることによって、人間は、どこまでも向上していけますし、どこまでも成長意欲を持って人生を充実させていけるのではないかと思っています。

人間、年を重ねるとボケるといいますが、私はそうは思いません。

新たな目標がなくなり、刺激がなくなった段階でボケ始めると私は思っています。

私が会社経営を続ける理由

私は、FXトレードを入口として資産を形成し、会社を興しました。

いつもお伝えしていることではありますが、FXを1つの入口にする。

それによって経済的自由を得たのであれば、そこから進む道を自ら作っていってほしいと私は考えています。

トレーダーになってそこで終わりではなく、私はそこから会社経営という道に進みましたし、人によってはボランティアに一心になったり、形成した資金をバックに、政治家になる人もいるでしょう。

私みたいに、会社を興して社会へ新たな価値を生み出していこうとする方もいらっしゃるかと思います。

トレーダーというものを入口にして、社会的、生産的な人生、そして充実した人生をあなたに送っていただきたいと思っています。

もちろん、完全に人生をシフトする必要はなく、トレーダー兼ビジネスマンとして、どこかに雇用された形で人生を歩んでいくという選択肢も悪くはありません。

会社に雇用されているというのは、ある種の大きな安心感でもあると思いますし、基本的に仕事をした対価が支払われますので、そこには金銭的なリスクはありません。

私は投資家であり、事業家なので、金銭的なリスクは常に負っています。

しかし、どこかの会社に雇用された身でトレードを続けるのであれば、自分のように金銭的に大きなリスクを負うことなく生活し、トレードや投資で資産を築いていけます。

これは、兼業トレーダーのメリットと言えるでしょう。

ただ、一つだけ、あなたに伝えたいことがあります。

それは、兼業トレーダー、専業トレーダー、あなたがどちらを選ぶにしろ、何かしらの生産的活動は行っていってほしいのです。

これは私の知り合いの話なのですが、彼は起業し、成功して、大きなお金を得て、仕事をリタイアしました。

しかし、彼は大金を手に入れたかわりに、日々の目標を失ってしまったため、うつ病になってしまい、毎日何錠もの精神薬を飲むこととなり、結局は仕事に復帰したんです。

これが何を示しているかというと、人間は目標を設定して、その目標がクリアされたら、次の目標へ向かっていく必要があるということです。

トレーダーとしての成長も、同じことが言えます。

私は、このように生産的活動を行いながら人生を送っていくことが一番有意義なのではないかと思っています。

クロスグループのビジョンである「世界規模のグループを達成する」。

これは、目標を達成し、先が不透明になってしまうのではなく、常に、どこまで行っても大きな目標がある、という状態にしたかったからこそ、掲げているビジョンなのです。

これを達成するには、今の投資教育を推進するだけではなく、いくつかの事業を行って、多角経営をしていきたいと思っています。

クロスグループが多角経営を始める意味

多角経営をすると、エネルギーは分散されるので、企業の成長スピードは落ちます。

しかしその反面、盤石性が生まれるので、企業を発展させ続けるためにも、多角経営を行い、事業のポートフォリオを組んでいくつもりでいます。

現に今、いくつか別の事業も走っていて、クロスリテイリング株式会社と、日本投資家育成機構が、「日本に投資教育を普及する」という理念を共有して進んでいることに対して、不動産事業や、その他飲食業などにも着手しています。

今回バリに来た目的は、バリの不動産を取得したいというのがひとつ、そして、一人になって色々なことを考えたり、社内に向けての動画を撮ることに時間を充てています。

日本にいると、会社があったり、誰かとの打ち合わせがあったりと、なかなかフリーな時間を取ることができません。

ですので、そこから少し離れて、色々なことをまとめる時間というものを、ここ、バリで行っています。

最後に

今回も前回に引き続き、バリからクロスグループの未来像についてお話してきました。

私が経営者として走り続ける意味や、これまであまりお伝えしてこなかった、多角経営についても触れていきました。

先ほどお伝えしましたが、人間や企業というものは、常に目標がないと前に進んでいくことはできません。

我々クロスグループは「世界規模のグループを達成する」という目標のもと、常に前に進み続けたいと思っています。

PAGE TOP