※これは2018年1月26日の記事です。
今回は、いつもと違った角度から、私、FX-Jinやクロスグループの「これからの話」についてお伝えしていきたいと思います。
クロスリテイリング株式会社をはじめとするクロスグループが、今後、どのような展望を目指していくのか、また私が見据えている次のステップは何か。
ぜひ、あなたのこれから目指す投資家人生の道筋として、参考にしながらご覧ください。
これからのクロスグループとFX-Jin
今年、クロスグループは新しいオフィスに移転しました。
新しいオフィスはキレイになったばかりでなく、これまでよりずっと広くなりました。
グループ全体の従業員数も100名を超えて、クロスグループが着実に大きくなっていく様子が、ひしひしと感じられる今日このごろです。
また、今年の大きなニュースは新オフィスの移転だけではなく、国内外にて飲食事業も始まりました。
飲食事業と聞くと、投資とまったく違う方向を見ているように感じるかもしれませんが、「投資」と同じように「経営」もリスクの分散が必要不可欠だと私は考えています。
一点集中で事業を大きくしていく経営スタイルもありますが、その事業がコケてしまったら全て終了となってしまいます。
それよりも、自分の場合は複数の事業を展開することでリスクを分散しながら、着実に利益を上げていくような経営方針が適していると私は思うのです。
これも投資におけるポートフォリオの概念をもとにしています。
私は元々、ひとつの投資に絶対はないと考えていますので、事業ももちろん「投資」事業ですから、リスク分散を一番に考えています。
さて、このようにグループ全体の発展を考えながら、経営者としても務めているわけですが、これら全てを私一人がメインで行うわけではありません。
創業者ではありますが、会社がこれからも成長し続けるためにも、私は少しずつ「事業継承」を進めていかなければならないと考えています。
もしも、私がいつまでも最前線で現場に出ていたら、会社として重要な「俯瞰した視点」での事業展開は望めないでしょう。
経営全体を見ながら、これからの会社の発展を止めないためにも、実際に少しずつ、会社の中の引き継ぎは行っています。
知っている方もいらっしゃると思いますが、私はトレーダーネームをFX-JinとしてFXの講師業もしていました。
そちらも、実は少しずつバトンを渡していこうと考えているんです。
「FX-Jinの引退宣言!?」と驚いてしまった方もいるかもしれませんが、今すぐに講師業を退いてしまおうという話ではありません。
現在、弊社で活躍してくださっている講師の方も10名以上となり、多くの講師が育ってきています。
投資分野もFXに限らず、株式や仮想通貨、資産運用のプロに至るまで多様な分野が揃っていますよね。
私はそんな講師の方々に、少しずつバトンを渡していきたいと考えているんです。
私がひとりの講師としていつまでも活躍し続けたとしたら、それもまた先ほど語った経営者としての話と同じように、会社の発展を止めてしまうことになりかねません。
そうなってしまったら、私が目標としている「投資教育の普及」も実現できないでしょう。
表舞台から私が徐々にフェードアウトしていく、というのは決してマイナスな話題ではありません。
むしろ、会社の発展のために必要不可欠なことなのです。
より多くの方に良質なコンテンツをお届けし続けるためにも、私は経営者として事業規模で全体を管理する立場になったり、講師の方々が発展するのに寄与していったりするような役目をこれからは少しずつ担っていきたいと思っています。
成功者を目指すなら「急がば回れ」
ここでお伝えしている内容で大切なポイントは、私のさまざまな面で行っている「継承」は「少しずつ」行っていくということです。
そのポイントを押さえていなければ、会社も私自身も「成長」することができません。
なぜ、一気にガラリと変えてしまうのではなく、「少しずつ」変化させる必要があるのでしょうか。
人間の脳というものは、変化に対して簡単に順応してくれません。
なにかを一気に変えてしまうと、もとに戻ろうとするのは心理学の分野でもいわれていることです。
だからこそ、これは私の身の振り方に限らず、トレードでも仕事でもスポーツでも、同じことがいえますが、一気に稼ごう、すぐに環境を変えようなどと考えると失敗してしまうんです。
実はこれまでも、私は焦らずゆっくりと人生のステージを上がっていくようにしていました。
トレーダーとして資金を増やし、投資家や経営者としてのステップを踏み、現在の位置に至るまで約10年の歳月がかかっています。
そして今後は、また少しずつ、次のステージに向かって事業継承や講師の方々へのバトン渡しを行いながら、後任を育成しつつ、裏方に回っていこうというわけですね。
そうすることで私はひとりの講師というステージから、今後はクロスグループ全体を引っ張っていく存在として、または講師の方々を束ねる存在としてのステージに立つことができます。
そのきっかけとして、新しいオフィスの移転や社員数100名突破というのは良いタイミングではないかと思います。
これからの世の中を作り上げていく世代
繰り返しお伝えしていますが、これは単なる表舞台から退くという話ではなく、会社の発展に通じることだと強く感じています。
クロスグループとしても事業規模の拡大はここで終わるわけではありません。
これからは、私が創業した会社から、新たな起業をする若い人が出てきてくれたら嬉しいですね。
ところで、若い人たちにバトンを渡していくというのは、実はすごく重要なことだと感じています。
私はもうすぐ50歳になりますが、私と同じくらいの世代だと、この「バトンを渡す」感覚になかなか慣れないかもしれませんね。
確かに、若い人たちと接していると、理解できない部分に気付くことは少なくありません。
しかし、だからといって若い人たちの考え方を否定したり、昔はこうじゃなかったと豪語したりするのは違うんじゃないかと思うんです。
むしろ、私たちが若い人たちの感性にあわせていくべきじゃないでしょうか。
なぜなら、彼らがこれからの世の中を作っていくからです。
若い人たちの感覚が理解できず、否定的になってしまうとしたら、それは自身が歳をとってしまった証拠だといえます。
間違っても良い、失敗しても良いので、まずは若い人たちの感性に任せてみましょう。
そうした考え方をしなければ、変わり続ける世の中で生き残ることはできません。
会社も自分自身も成長が止まり、発展していかないでしょう。
古いものはいずれ、いまの時代に合わなくなっていきます。
だから固執する気持ちを捨てて、若い人たちを後方支援するような役割を、少しずつ担っていくというのが順当なんだと思います。
だから私も、少しずつ引き継ぎながらフェードアウトして、クロスグループをバックアップするようなステージに移行しながら頑張っていきたいと考えているんですね。
あなたが次のステージを目指すために
今回は私のこれからについてお話しましたが、こうした考え方は私個人に限ったものではありません。
私がFXトレーダーをきっかけとして投資家、経営者というステップアップをしてきたのは本当に良い道筋だったと感じますし、そうした成功を体験したからこそいまの自分も存在しているのです。
きっと、この記事をご覧になっている方は、「お金を稼ぎたい!」という気持ちから読み始めてくれたことと思います。
その気持ちをきっかけにして、まずはトレーダーとしてのステージに立ちましょう。
そして、トレーダーとしてまとまった資産を手にすることができたら、私のように投資家や資産家に向けたステージを目指してください。
そこで見えてくるものや、私のプロセスをもとにしたアドバイスは、今後もお伝えしていくつもりです。