明けましておめでとうございます。
2021年、最初のブログ記事ですね。
本日は、昨年末の「2021年、コロナ禍の流れで投資家はどうするべきか」に引き続き、グループ専属講師FX-Katsuとともにお届けしていきます。
それにしても新年早々、まだまだ「コロナ」の話題が絶えませんね。
しかし、前回もお伝えしたとおり、現状を悲観しすぎる必要はありません。
コロナ禍は世界中にさまざまな影響を及ぼしましたが、視点を変えて見れば、このご時世においても経済成長をしている国や企業は意外と少なくありません。
このように、物事に対して「どの視点で見るか」はかなり重要です。
そこで本日は世界に目を向けて、今後の投資事情を考えていきます。
さらに、同じく視点を切り替えながら考えてみたい「起業成功」の秘訣についてもお話していきます。
投資を始める方も、起業して新たな人生をスタートしたい方も、2021年が良い一年となるよう大切な話題をお伝えしていますので、どうぞ最後まで注目してくださいね。
俯瞰した視点から、世界に目を向ける
昨年はコロナ禍による多大な影響が世界中を駆け巡り、
その結果、日本の経済成長率も大幅なマイナス成長となってしまいました。
しかし、この傾向が世界全土に広がっているかといえば、そうでもありません。
中国やオーストラリアの成長率はプラスに転じていますし、アメリカでは株価も上昇、不動産の価値も下がっていません。
このように大国は未だに強い状況があります。
特にアメリカはコロナの感染者などのニュースも出ますが、実際のところ経済的にはかなり安定していて、さすが経済大国の底力を見せつけられたな、と感心するほどです。
投資家目線でいえば、勝負時はコロナが収束する頃でしょうね。
そこでトレンドが出ているところへの投資は、かなり効果的でしょう。
こうした事実は、やはり国内にばかり目を向けていても気づけません。
もちろん日本も成熟期ですから、安定的な投資効果を望むのであれば、国内投資でもいいかもしれませんが、視点を世界に広げてみてみると、国内には魅力的な投資先はあまりありません。
アメリカやカナダ、シンガポール、香港なんかには、非常に利率が良い投資ファンドが多いのですが、そういった投資商品は日本には入ってきません。その理由はやはり、日本では投資ファンドがあまり儲からないような仕組みになっているからです。
そのため、日本国内で稼ごうと思ったら、株やFXのような「トレード」が効率よく、稼ぎやすいとなるわけですね。
不安定な時代にこそ、投資家が活躍するべき
ところで、先ほど「投資家は、コロナが収束する頃が勝負時」とお伝えしました。
コロナのような世界的な大変化が起きた時、投資家はここを起点に、次の展望を考えます。
世界の事象に対しての俯瞰的な視点を持てることは、投資のひとつ面白いところだといえるでしょう。
具体的な例を挙げてみましょう。
例えば、コロナによって飲食事業は大打撃を受けてつらい状況が続いています。これは株価にもわかりやすく出ていて、飲食業界の株価は上がっていません。
同じく、観光業界もコロナの影響が直撃した分野なので同様です。
その一方で、オンラインで完結するサービス系の株価は軒並み上がっています。つまり、まさに今トレンドに乗るなら、この分野はかなり勢いがあるということになりますね。
ただ、ここでちょっと別の視点でも考えてみてください。
ちょうど昨年末からワクチンの話題が出てきましたね。
もしも今後、これが普及してくると、交通や旅行に関連した分野は活気づいてくるかもしれません。そういった目線でいくと、今割安感のある分野は、実は買いのチャンスとも見て取れます。
実際にしっかり稼ぐ投資家は、当然ながら例外なく安い時に買って、高い時に売っています。
では、「安い時」とはどんな時なのでしょうか。
それは、まさに今私たちが体感しているような、コロナなどの有事で荒れたタイミング。
例えば国力が落ちて土地の値段も安い時に不動産を買えば、後に大きな利益になって返ってくる可能性が高いのです。
このような言い方をすると「人の不幸に便乗している」と感じるかもしれません。
しかし、投資とは単純に投資家が潤うためだけの行為ではありません。
国力が落ちている国に投資をするということは、その国でお金の動きが生まれるということ。その国が経済的に潤って復興の手助けになると考えれば、投資は人や企業、地域や国を支援する行為に他なりません。
だからこそ、投資家は世界の動きを俯瞰して見ていく必要がある。
そして投資でお金を動かし続けて、経済の活性化に役立つべき存在なのです。
成功する起業家に必要な考え方
さて、コロナの話題から「投資」に話が広がりましたが、ここからは次のステップでもある「起業家」に目を向けたお話もしていきましょう。
実は、年末年始の撮影ということで、今回はトークテーマも用意してもらっていました。
それが「コロナ時代、これから起業したい人はどこにアンテナを張っておくべき?」というものなのですが、実は、答えに窮するかなり難しいテーマでした……。
極端な話、起業そのものは誰でもできます。
しかし、それを軌道に乗せるのはかなり難しく、実際にほとんどの起業家ができていません。
そこで大事なのが、考え方になってきます。
会社を軌道に乗せるために「何を選んだら成功できるか」という発想は、成功を遠ざけてしまうと私は考えています。
お金を儲けることを軸にして考えて起業しても、高確率でうまくいかないことが多いからです。
なぜならお金をメインにして考えたものは、会社の価値やサービスを「お金儲け」というフィルターを通して見るので、世の中にきちんと訴求していくことができないからです。
売ること、買ってもらうことばかりが先行して、その思考で商売を始めてしまうので、必ずどこかでつまづいてしまう時が訪れる。
だから私は、どちらかというと「寝食を忘れて没頭するくらい好きなもの」を見つけるのが、何よりも大事だと思っています。
自分自身が惚れ込んでいるものを、どうしたらビジネスとして成り立たせることができるか。それを考え続けることが結局、成功の近道になるのではないでしょうか。
早く稼がないと……、事業として成り立たせなければ……、従業員を食べさせていかなきゃ……と焦っていては先に進めません。これはビジネスの成功に対して、足かせになる発想です。
自分は何が好きで、それをどうビジネスに発展させていくのか。
そこが軸として盤石になって初めて、あなたの起業は成功に向かって進んでいくでしょう。
情熱を燃やし続けることが成功の近道
焦らず、どれだけ好きなことに没頭できるか。
言葉にするとシンプルに見えるかもしれませんが、決して簡単な話ではありません。
ここで、現代のリモートワークに欠かせない「Zoom」の創業者のエピソードを語りましょう。彼もまた、かなりの年月をかけて今の会社を確立されたそうです。
Zoomの創業者は中国出身の方ですが、中国で起ち上げても当局の規制が強いからとアメリカ移住を決意。しかし、アメリカ移住のビザ申請の審査に毎年のように落ち、なんとこの時点で9年もの歳月を要したそうです。
さらにアメリカに渡ってからは、同じような通信サービスを展開する会社に10年勤務して経験を積んでからの起業。なんと、自分のビジネスを起こすまでに、トータルで20年近くかかっているのです。そして、それだけの準備期間をかけたからと言って、必ずしも成功する保証はどこにもなかったわけです。
そもそもZoomが活躍する以前から、SkypeやGoogleMeets、FaceTimeなどオンラインのビデオ通話サービスはリリースされており、Zoom自体、かなり後発のスタートでした。
あなたは会社を起ち上げるまでに、ライバルの存在や時間的制約がここまで揃ってもなお、情熱を燃やし続けることができるでしょうか?
やはり、簡単に「Yes」と答えられる方は少ないと思います。
しかし会社を起ち上げて成功するためには、数十年単位でがむしゃらに頑張れるレベルの情熱は必須条件だと考えています。
Zoomの創業者も「世界中の人が離れていても会話ができる便利サービスを展開したい」という本人の情熱があったからこそ、ここまでの逆境を乗り越えて、最終的に今の成功に繋がりました。
売れるのに後発も先発もありません。
好きなものをどうやって売るのか、しっかりとコンセプトメイクできれば、仮に似たものが先にいくつもあったとしても、成功はできるでしょう。
これが「お金儲け」が先行した発想だと、まず続きません。
起業は本当に大変だけど、本気でやりたいなら私もアドバイスしたいし、それだけ頑張る価値はあると思います。だからこそ、まずは好きなものを見つけてみてほしいですね。
特に今コロナの影響で、多くの方は在宅の時間が増えました。
このタイミングにいろいろと自分自身を見つめ直してみるのも良いと思います。
あなた自身はどんなことが好きなのか。
それをどのようにビジネスにしていくのか。
自分の好きなこと、理念を持っていないと、成功するのはかなり難しいものです。
ぜひ、新年最初の動画をきっかけに、あなたが好きになれるものを考えてみてください。
そこに強い情熱を注げるなら、自ずと成功への道のりは見えてくるはずです。