※これは2018年2月9日の記事です。
今回は、『事業継承』をテーマに、私の考えをお伝えしていきます。
これは、クロスリテイリングの代表取締役でもある、金本くんとも話した内容でもあります。
投資とは少しテイストの違うお話になるのですが、私たちクロスリテイリングの考え方を知ることのできるまたとないチャンス。
投資事業の普及を考えるクロスリテイリングが、どのような形で事業を進めているのか。
ぜひあなたに知ってもらいたいと思います。
企業の継承
今回は事業継承というテーマで、二つの話に触れたいと思います。
まずは企業としての事業継承という部分です。
クロスグループは現在、投資に関わるところで、クロスリテイリング、日本投資家育成機構、資産運用や不動産投資の情報発信を行う(株)Asset Cubeなど、さまざまな事業展開をしています。
特にクロスリテイリング株式会社は、その規模がとても大きくなってきています。
株式会社ですので、もちろん株式を発券し、その株の多くは私が保有していますが、今、その株を親会社に移そうと動いているんです。
これは、事業継承のために行わなければいけないことの一つです。
私も、もう若くはありません。
今は健康体ですが、いつ万が一のことで死んでしまうこともありえるわけです。
クロスリテイリングの株の多くを私が保有している状況で、私が亡くなってしまった場合、株が全て宙に浮いてしまうことになります。
そうなってしまうと、会社が辿る先は二つしかありません。
一つは、クロスリテイリングという法人をどこかに買ってもらう。
もう一つは、クロスリテイリングを潰す、です。
あなたや、クロスリテイリングのスタッフのことを考えると、後者はまずありえません。
前者にしてみても、この会社を買ってくれるところがあるかもしれませんが、私が考えているような経営を行ってくれるとは限りません。
なぜならば、基本的に企業を買収して運営するオーナーというのは、ただ利益や売上を求めるといった目的で企業を購入し、そのための経営を行うからです。
つまり、これまであなたと共に築きあげてきたクロスリテイリングという会社が、理念そのものからガラリと変わりかねないのです。
それだけは絶対にあってはならないと私は思っていますので、そうならないための準備として株式の譲渡を行っているのですが、これが全て終わるまでにまだ20年ほどかかってしまう見通しです。
ですから、会社そのものの存続を守るという対策を行いながら、もう一方で進めていることがあります。
それが、クロスリテイリングの代表取締役である金本くんに権限の多くを委譲していくことです。
理念の継承
私の夢は、投資家やトレーダーを育てていくことです。
そのために、あなたには正しい投資知識を身につけてもらいたいと考えています。
もっと具体的に言えば、私が辿ってきた道を、あなたにも歩んでもらいたいのです。
私も、最初は数十万円もない少ない資産しか持っていませんでした。
しかし、今では数十億円の資産を手にすることができています。
それは、少ない資産を大きくしてくれたトレードのスキル(ロジック)のおかげだったのです。
これをあなたにも再現してもらいたい。
だからこそ、私はクロスリテイリングを立ち上げ、今こうしてさまざまなトレードスキルや、投資情報を発信しているわけです。
全てはあなたに私と同じ道を歩んでもらうためであり、また、あなたには私よりも最短でトレーダーとして成長できる環境を用意しました。
無駄のない形で、成功するための要素をお伝えしていくわけです。
それは、クロスリテイリングの講師陣のトレードロジックや、資産運用法。
実際に私も資産形成に取り入れているものばかりです。
これらを数多く取り入れていくことで、それぞれの損益バランスをプラスに持っていく。
そして着実に資産を増やしていけるような分散投資をゴールとして、あなたを導いていきたいと思っています。
しかし、私一人では限界があります。
先ほどお伝えしたように、私がいつ死んでしまうかもしれないというリスクが今はあるからです。
だから、その理念を金本くんに引き継ぎました。
もちろん、引き継いだ今でも私の考えはそのままですし、金本くんも間違いのない形で継承を行っていっています。
そして、この考えがあなたのもとへ届くよう、金本くんを中心にクロスリテイリングのスタッフにも継承を行い、良質な投資情報の波及へと繋がるようにこれからも活動してまいります。
これが私の考える、二つの事業継承です。
最後に
クロスリテイリングも会社規模でいうと70人を超え、少しずつ大きな会社になってきました。
今回のテーマにもあるように、会社というのは継続して引き継いでいくものだと私は思っています。
誰か一人、優秀な人が新しいスキルを身につけてそれで終わり。
ではなく、そこで身につけたものを先輩として次の世代に継承していく。
これを行うことで会社に継続が生まれ、大きくなるための発展性のあるものになっていくと考えています。
サラリーマンをされている方だとわかるかもしれませんが、だからこそ企業に勤めている人は、先輩になればなるほど責任の重さが増すわけです。
自分がまずは成長する。
そして成長して得たことを下に伝えていく。
そうすることで、木の根のように、安定した会社の基盤というものが作り出されます。
会社が大きくなれば、社員のお給料や働く環境にも反映されるわけですから、この継承と発展の関係性は、経営者だけが目を向けるべきものではないと理解していただけると思います。
クロスリテイリングは9期目に入り、創業期から第二創業期に入りました。
創業者である私からバトンを渡していき、新しいカタチを作っていく必要があります。
今回は、クロスリテイリングの内部的な話になってしまいましたが、これからも代表取締役である金本くんを筆頭に、優秀なスタッフ達が一丸となり、あなたへの有益な情報のご提供を目指して邁進していきたいと思います。