新規事業がもたらす会社の将来

新規事業がもたらす会社の将来

※これは2018年4月27日の記事です。

本日は、インドネシアのジャカルタからお届けしています。

なぜ今回、私がジャカルタを訪れているのかというと、この度、ジャカルタの企業との合弁によって飲食事業をスタートすることになったからです。

店鋪が入るショッピングモールでは、すでに店内の工事がスタートしているため、私はその視察を行うためにジャカルタへやってきました。

また、現場の視察を行ったあとはバリ島に飛んで、バリの不動産や法律の確認、勉強を行う予定です。

日本で投資教育の普及を目指している一方でなぜ飲食事業にも目を向けているのか。

また、ジャカルタという地で事業展開する理由とは。

私の考えやクロスグループの展望について、気になる情報をお伝えしていますので、本日の内容もぜひご覧ください。

クロスグループが海外で飲食事業をはじめます

先ほども軽く説明しましたように、今回はクロスグループからの出資に加えて、複数の企業による合弁によって、飲食事業を展開していくことになりました。

「合弁」というのは、海外資本と国内資本を提携して共同で事業を経営することを指す言葉です。

共同出資をする現地の企業は、動画の中で紹介していますが、立派なオフィスを構えていて、社員数も数万人という規模の会社です。

実際に現地で社員たちと接してみると、彼らのやる気も強く伝わってきて、私も今後の展開にワクワクしてきました。

実際の店鋪は、ジャカルタのショッピングモールのフードエリアにできます。

現在はまだ工事を行っており、内装もできあがっていません。

オープンは6月を予定しているのですが、その日がいまから楽しみです。

私がジャカルタを選んだ理由

今回、私がインドネシアのジャカルタという地で飲食事業に踏み切ったのは、事業展開の話を持ちかけられて、単純に首を縦に振ったからではありません。

もちろん、私なりの理由がそこには存在するのです。

このインドネシアという国の人口は、日本よりも多く、2億人を突破しています。

さらに詳しく、男女別に年齢ごとの人口を並べた「人口ピラミッド」を確認してみると、非常にきれいな正三角形をしているんですね。

この事実から、どういったことがわかるのでしょうか。

”ピラミッドのかたちがきれい”ということは、つまり、若い世代の人口が多いと判断できます。

そして若い世代が多いということは、将来のインドネシアでは労働人口や消費人口が安泰であるともいえるのです。

事実、インドネシアではすでに消費活動が盛んで、そこには、消費を行う若い世代がどんどん増えていることも関係しています。

こうした視点から考えても、インドネシアはこれからビジネスを始めるのに最適な場所だといえるでしょう。

私自身、以前からインドネシアは、海外進出をしてビジネスをする上で、注目していた国でした。

そういった理由もあって、今回の飲食事業に参加することになったのです。

この機会に、まずは合弁による飲食事業をスタートさせて無事に収益化することができれば、長期的な視点で考えてみても、今後の会社の発展につながるでしょう。

クロスグループが新規事業に目を向ける理由

さて、今回の事業展開の話を聞いた方の中には、「どうして投資の垣根を超えて、まったく新しい事業に参入するの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。

確かに私は、これまでもお伝えしてきたように、日本に投資教育を普及させていくという大きな夢を持っています。

そのために私はクロスリテイリングという会社を起ち上げて、現在もこうしてさまざまな投資情報やトレードスキルをお届けしているわけですね。

その観点からすれば、全く毛色の違う事業に視野を拡げているのは、不思議に感じてもおかしくないのかもしれません。

しかし、いわゆる「多角経営」を行うというのは、決して会社が無謀な取り組みをしているわけではないのです。

私が多角経営を行うのは、リスクヘッジが理由のひとつにあります。

仮にいまの投資事業が上げ止まり、これ以上、発展のしようがなくなってしまったら、会社は倒産してしまうでしょう。

そうなれば、社員を路頭に迷わせることになってしまいます。

しかし、ひとつの事業に縛られず、多角的に事業を展開していれば、ひとつの事業が弱まったところで会社の行方が大きく左右されることはないはずです。

つまり多角経営というのは、会社だけでなく、そこで働く社員を守る意味でも重要な考え方なのだといえます。

これは投資の考え方と同じですね。

企業の事業展開についてもきちんとリスクを考慮しながら、ポートフォリオを組まなければなりません。

そのために私は、長期的な視点で成長につながると判断した今回の飲食事業への共同出資に、参加することにしたのです。

最後に

今回は、クロスグループの行う飲食事業への出資に端を発して、インドネシアを投資先として注目する理由についても取り上げました。

インドネシアと聞くと、リゾート地として人気が高いイメージや暖かくて過ごしやすい印象があるかもしれません。

しかし投資家の視点から注目してみると、また違った面を垣間見ることができたのではないでしょうか。

投資や経営は一つの案件や事業に集中するのではなく、幅広くおこなうことでリスクヘッジができます。

もちろん徹底的なリサーチや有識者の見解をもとに判断をする必要はありますが、投資家や資産家、経営者として成功するためには欠かせない視点ですので、ぜひ今回お伝えしたことを意識してみてくださいね。

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