※これは2017年12月15日の記事です。
今、私はオーストラリアに不動産の視察で訪れています。
オーストラリアといえば、南半球にあり、テロや戦争に縁遠いことから、現在多くの中国人が、投資目的で不動産を購入していることで有名ですね。
治安もよく、国政も安定しており、国土も豊かなため、オーストラリアの不動産を持つことには、アドバンテージがあるといえます。
実際にオーストラリアに訪れている模様は、次回ご紹介できればと思っておりますので楽しみにお待ちください。
さて、今回は、国内と国外で感じた「事業投資の違い」についてお話したいと思います。
経営や投資の考え方につながる部分も多いので、ぜひ最後までご覧くださいね。
事業投資を行うことで気づく他企業との違い
私は今、クロスグループと呼ばれる、複数の事業を経営しています。
つまり、事業投資をしているわけです。
もちろん事業投資だけでなく、FXでのトレードや、株、不動産投資もしていますし、最近では仮想通貨も勉強中ということもお伝えしていますね。
このように複数の投資に触れていて思うのは、投資やトレードは、人生を変える力を持っていて、小さな資金を大きく変えることができるということです。
実際に、私はトレードからスタートして資産を増やすことに成功し、今では事業を興すことができました。
そして、その事業も、今期、順調に成果を残し、ありがたいことにスタッフの新規雇用から、事業拡大にまで着手することができています。
自慢ではないのですが、これは大手企業などと比べてもすごいことだと私は思っているのですが、こうなったのには、ある違いがあったわけです。
日本の企業に見られる創業者と取締役の関係性
日本の大手企業というのは、創業者や株主が会社の経営にあまり関わらず、収益の向上度合いに劇的な変化がないとされています。
一方で、私たちのようないわゆるベンチャー企業などは、収益の向上が著しいんです。
この要因は一体なんなのでしょうか。
それは、創業者と取締役の関係性なんです。
日本の企業、特に大手では、創業者と株主が会社の経営にあまり関わっていないところが多いんですね。
十分な収益を安定的にあげている大手であればあるほど、その傾向は如実に現れています。
そこで、なぜ創業者と取締役の関係性が会社の収益に繋がるのかフォーカスしたところ、大きく2つの理由があることがわかりました。
まず一つが創業者側の考え方です。
創業一家や株主は、ただただ配当を貰えればいいと考えているため、会社の理念や経営にタッチしようとしません。
そして、もう一つが取締役の考え方です。
創業者や株主の代わりに、企業の舵取りを任される雇われの取締役ですが、彼らは創業者や株主と違い、投資家ではないわけですから、自分たちの任期の間、何事もなく会社をやり過ごせればいい、自分たちの役員報酬や退職金が確保できればいいとだけ考えている人が大半なのです。
だから、雇われの取締役の方々は、企業が大きく前進するような事業投資はやらないという風潮があります。
その結果、大手企業というのは、収益に安定性はありますが、そこからさらに向上することはないのです。
ここまでだけ聞くと、別に収益に問題がないのだから良いのではと思いますが、ある意味他人任せな考え方が、意識的に末端の社員にも波及されていくため、自分の会社に将来性や革新的な考えを持つ方が減っていく原因になるわけです。
この傾向は日本の企業で多く見られるのですが、一方で海外の企業は全く異なる形態を見せています。
海外の企業に目を向ける
アメリカやオーストラリアの企業は、日本と反対に投資家と取締役が一体という構図が多いんですね。
投資家と取締役、そしてその対立にスタッフがおり、業務改善や、会社の利益が上がったら賃金の値上げを要求するなど、盛んなやり取りが起こるわけです。
すると、企業内に競争が生まれ、企業がより前進していくことに繋がり、取締役が創業者や株主のために利益を考え行動し、生み出された利益を、創業者や株主が、新たな事業、新たな雇用、新たな産業を生み出すことに使い、経済を発展させていきます。
日本はそれを取締役が阻んでしまっています。
そして、創業者や株主たちも、配当さえ貰えればそれでいいかなと思ってしまっているのです。
せっかく国が新しい取り組みを働きかけても、現状を変えることがなかなか難しいという壁に直面していますね。
しかし、日本でもそれを変えたのが海外の企業の考え方を取り入れているベンチャー企業なわけです。
ITバブルの頃、日本で新しい会社形態が生まれました。実力本位で会社を運営したり、社員のマネジメントを決める会社です。
私が知るなかでそのやり方をうまく活かしていたのは、元ライブドアの堀江さんです。
彼はいい意味でも悪い意味でも影響力があり、海外の企業のような新しい企業の形を日本に浸透させたのです。
最後に
ここまでの話をした上で、今季のクロスグループの結果を考えたときに、新たに雇用を生むほどの結果を出すことができただけでなく、創業者である私の考え方をうまくグループ全体に浸透できていると私は感じました。
それは、ITバブル期に取り入れられた海外の企業に近しい形の経営方法を重視し、株主だけでなく、取締役、スタッフの関係性を考えるようになったからだと思っています。
今後もアメリカやオーストラリアの企業が行っている取り組みをどんどん取り入れていきながら、株主を、取締役を、そしてスタッフ一人ひとりを考えた経営を行っていく予定です。
経営者や投資家となるための知識や考え方の一つとして、この記事を片隅に置いていってもらえたなら幸いです。