※これは2017年3月17日の記事です。
今回は人間の直感やひらめきという観点について、お伝えできればと思います。
なぜ、私が今回、直感力というような曖昧なものに着目したか。
それは、あなたがトレーダーや投資家、経営者としても、今後も学習を続けていく中で無視できない、身につけるべき感性だと思ったからです。
ぜひ直感力という感性をご理解いただき、あなたの人生を、より実りあるものに変えていっていただければと思います。
直感力がある人は経営者でも成功する!
あなたは、“カン”、”直感”、”ひらめき”という感覚的なものを普段の生活で意識することはあるでしょうか?
日常の中で取り立てて意識していなくても、人間は日々、直感に従って生きている、と私は思っています。
実はこれは日常の中だけではありません。
例えば、経営者の目線で考えてみましょう。
事業を始める場合も、さまざまなデータを元に精査をして、プランやビジョンを明確にしていく必要がありますよね。
ですが、その最後の事業を始める瞬間の判断は、実は直感に基づいたものなのです。
リスクを含めても、その先の未来を見据えて、事業をスタートさせる。
最終決定をおこなうのは自分ということです。
直感とはなにか?
前述しました通り、人間というのは常に直感的な判断を行いながら生きています。
例えば、プロのテニスプレイヤーは、相手がストロークを打ってきたとき、瞬時に相手が移動することが出来ないと思われる距離を計算し、そのギリギリの場所を狙って打ち返しているのです。
これを世の中はミラクルだとか判断能力がいいという評価を下します。もちろんそれは間違いではありません。
しかし、この判断には直感が大きく影響しています。
テニスプレイヤーはどこにボールを打ち込めば、相手から確実的に点を取れるかという直感を持っているんですね。
では、ここで考えてみてください。
その直感はいつどこで形成されたのでしょうか?
それはテニスプレイヤーの「過去の経験」からです。
幼少期にやったテニスゲームでの経験かもしれません。
学生時代の練習での経験かもしれません。
様々な場面での経験値が、最も点を取りやすい場所を無意識の間に脳内に蓄積し、試合中の選手の頭の中で潜在的な感覚を呼び起こしているんです。
経営者と直感力
上記のテニスプレイヤーについての例と同じように、経営者も直感的に瞬時の判断を行っている場合があります。
この直感的な判断を誤らないためには、テニスプレイヤーと同じで、経験がとても大切になってきます。
私があなたの耳にタコが出来るほど継続学習が大事だと言い続けているのは、こういった背景があるんです。
もしまだあなたがご自身で経営が上手くいかないと感じているのであれば、まずはそのフィールドに身をおくことを意識してみてください。
諦めずに継続学習を続けていってください。
その経験がいずれあなたの脳内に蓄積され、きっと思考判断が研ぎ澄まされていくでしょう。
人間の脳というのは私たちが考えているより素直です。
学習、そして経験をすればするほど、あなたの直感力はメキメキと養われていくのです。
最後に
今回は直感力やひらめき力という観点において、お話をいたしました。
あなたがもし今、A、B、C、Dという手法を使用しているのであれば、そこにプラスでEという新たなロジックを学習してみてください。
学習をし、様々な経験を積むことで、あなたの相場に対する感性も磨かれていき、経営者としても成功確率は上がっていきます。
悪いものに触れると、直感力というのは、途端に鈍くなってしまいます。
ぜひ多くの素晴らしい経験をして、ご自身の判断力を磨いていきましょう。