コロナ禍でもクロスグループが業績を上げ続ける秘訣

右肩上がりのグラフ

まだまだコロナの猛威が振るう中、ついに新型コロナウイルスの影響を受けて倒産した企業は900件に到達した(間接的原因での倒産や、中小企業の実態数も入れれば相当な数になります)と言われ、経営について悩む会社はますます増え続けている現状です。

また、倒産を免れたとしても業績悪化の影響を受け、「給与・賞与カット」を余儀なくされるケースも多いことでしょう。

昨年はそんな厳しい時代ではありましたが、12月が決算月であるクロスグループは、2020年の売上額、利益額ともに前年度を超える業績を収めることに成功し、さらに世間では自社ビル売却やオフィス縮小に迫られる風潮の中で、オフィスの拡張も実現できることになりました。

多くの会社が倒産や業績悪化に追い込まれる中、なぜクロスグループは成長し続けることができているのか?

この記事では、私が10年間会社を増収増益へと導くことに成功した秘訣、そしてビジネスを長期的に発展させ、どんな時代でも生き残るための経営戦略を私なりの見解でお伝えしていきます。

長期的な発展を続ける会社へと成長させるだけでなく、ビジネスを続けていくためのヒントにも繋がるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

時代に合わせたビジネスの構築

まず結論から先にお伝えしましょう。
会社の長期発展、そしてビジネスを続けていくために最も重要なことは「時代に合わせる」ことだと私は信じています。

クロスリテイリングを例に挙げると、「金融」という長く歴史のある要素を軸に、「Web」という、当時まだ新しい分野を掛け合わせたことで、時代の最先端に対応できたと言えます。

そしてコロナ禍でも、基本的にパソコンを使って業務を進めているため、社員全員が自宅にいても仕事をできる環境がありました。

Webという土台を構築していたからこそ、クロスグループでは一回目の緊急事態宣言が出る前からリモートワークにかじを切り、柔軟に対応できたのです。

結果、仕事も滞ることなく、さらに社員がこのような状況下でも奮闘してくれたおかげもあって、2020年は増収増益に繋がったと感じています。

その逆に、例えばコロナ禍の中でWebへの対応がしきれなかった企業、つまり「時代に合わせることができなかった」企業などは、マイナスの影響をかなり受けてしまいました。

こうした違いは、コロナ禍に限った話ではありません。

時代は常に移り変わります。

かつて花形の職業といわれた医者や弁護士なども今や生活に困窮するケースも目立っています。大手新聞社の一つだった毎日新聞も資本金を一気に引き下げ縮小しましたよね。
時代の変化とともに、10年、20年で仕事のやり方、あり方というものが大きく変わっています。

また、給料も退職金も高い印象が強かった銀行員についても、ここ15年ほどで地方銀行の収益性は大きく下落してしまいました。

反対にネットバンクが台頭してきたことで、多くの顧客はそちらに流れてしまっています。ようやく危機意識を持ち始めたメガバンクが、やっとウェブ取引を強化し始めたばかりといった状況です。

これはもはや必然の流れといえます。

このように、「今までのやり方を継続する」だけではなく「時代に合っているのか?」を意識することが長期的な会社の発展、そしてビジネスに繋がっていくと私は思います。

最新テクノロジーを取り入れることが生き残る秘訣

「時代に合わせる」と、言葉にすればシンプルですが、変化を敏感にキャッチし続けるというのは簡単なことではありません。

パソコンやスマホが今ほど普及していなかった頃、営業マンは自らの足を使って直接営業するのは当たり前の光景でした。営業職の人がパソコンを操作するなんて信じられない、みたいな時代があったのです。

しかし今の時代、パソコンやタブレットを使えない会社員はどれほどいるでしょうか。
スマホも、いまや小学生ですら当たり前に持ち歩いています。

しかも最近の進学校は、積極的にスマホやタブレットを導入した教育を推し進めている所も多く、海外の教育先進国に至っては授業中に全生徒がノートパソコンを使って授業を受ける光景は当たり前になっています。

誰が、ここ20年ほどの間に、これほどの変化が起きると想像できたでしょうか。
しかし、これが「時代の流れ」であり、そこに適応するのが「時代に合わせる」ということです。

つまり、想像していなかったような新しい文化、テクノロジーにも目を向けていかなければ、気づいたらそれが当たり前になっている、なんてことが往々にして起きるわけです。

人間はすぐさま変化に適応できない方も多いため、このことを”意識”していないと今の時代の流れから取り残されてしまいます。

特に日本の教育現場はわかりやすい例でしょう。

すでにすっかり一般に普及しているスマホも、数年前まではまだ、小学生に持たせるのはよくないという考えが主流でした。現在は持ち歩くのが当たり前ですが、これは時代に合わせるというより、時代をあとから追いかけるような形ですね。

これをビジネスに置き換えて考えてみてください。
これからテクノロジーはますます発展していきますし、それらを積極的に取り入れて、時代に合わせるという考えを持たなければ、ビジネスで生き残っていくのは難しいでしょう。

私が起ち上げたクロスグループは、常にこの方針を取っているからこそ、業績を10年連続で伸ばせています。

さらに、ほとんどの会社が苦しい財政状況の中、2021年はオフィスの拡張や、新卒採用を含め、新たに50人規模の新規雇用も予定しています。

このように会社を発展させることができるというのは、時代に合わせて会社運営をしているからこそ。

これから起業したいと考えている方や、すでにビジネスに取り組んでいる方は、ぜひ私が意識し続けてきた「時代に合わせる」という考え方も参考にしながら、ご自身のビジネスを長期発展させ続けてください。

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