※これは2017年3月31日の記事です。
今回は、脳科学とFXの切っても切れない縁についてお伝えいたします。
脳科学に関して多くの学者が様々な説を発表していますね。
実は脳科学の考え方はFXにも通じていることで、その理論はトレーダーから投資家、そして経営者になるための最大の近道とも言えるのではないかと私は思っています。
今回はそんな脳科学とFXトレーダーとの関係についてお伝えしていきます。
この記事を読もうとこのページへ手を伸ばしたあなたはとてもラッキーだということを最初にお伝えしておきます。
ぜひ最後までお読みいただき、あなたがトレーダーから投資家になるためのヒントを得ていただければと思います。
倒置法で脳科学の根幹に迫る
“笑う角には福来たる”
日本人なら誰もが知っていることわざですよね。
実はこのことわざ、当たらずとも遠からず。
脳科学の考え方になぞらえているらしいのです。
ことわざの意味を復習しておきましょう。
『いつもにこやかに笑っている人のところには、自然に幸福がやって来るということ』
つまり、人間は楽しいから笑うのではなく、笑っているから、楽しいことが起こるのです。
悲しいから泣くのではなく泣いているから悲しい出来事が起こる。
怒っているからイライラすることがそのあとにも続く。
もうお分かりですね。
実は脳科学というのは倒置法なんです。
みなさんもこんな経験はありませんか?
学生時代、勉強しなくてはいけないのにやる気が起きないから出来ない。
実はこれ、やる気が起きないから勉強しないのではなく、勉強するという習慣を身に着けないから、やる気が起きなくなってくるのです。
その証拠に手を付けてみると、意外とスムーズに学習が進んだりしませんでしたか?
やる気が起きないから勉強しない、という理屈は脳科学的には通用しないんです。
プロになりたくば、外見を変えろ!
私がトレーダーとしてFXで稼げるようになったとき、実はマインド面での変化はありませんでした。
マインドが変わらないのに「なぜ稼げるようになったのか」と不思議に思いますか?
私はFXで“精神を鍛える”というワードはナンセンスだと思っています。
人の性格はそんなに簡単に変わるものではありませんからね。
ではなにが変わったのか。
実は考え方やFXに取り組むときのルールを変えたのです。
俗にいう形から入るというやつですね。
内面は変えようと思っても中々変わるものではありませんが、例えば服装や髪型であればすぐに変えることが出来ますよね。
外見(形)を変えることによって自分自身の内面(マインド)に良い影響を与え、知らず知らずの内に性格も明るく変わっていた、なんてことはなにも珍しい話ではありません。
では、FXで言うところの、この外見とはなんなのでしょうか。
それは、
- 継続的な学習
- 正しい資金管理
- 複数の決まったロジック
これらのルーティン化と徹底です。
やる気が出ないから学習をしないのではなく、やる気があっても無くても、決めたことだからやるのです。
ここで断言しましょう。
前述した“たった3つの習慣”に取り組むだけで、あなたのマインドが変わらなくても、脳が次第にトレードに適したものに変化していくことを。
それに形を追求すると自然と自分に合ったトレードスタイルも確立されますしね。
自分のトレードスタイルを作っていくには、自分自身に合ったトレードスタイルを作るために必要なのは、確立されたロジックを確立された資金管理で行うこと。
これに尽きます。
例えばAという1つのロジックを学習しただけでは、それを隅々まで使い切ることは難しいでしょう。
しかし、Aというロジックを学習したあとに、Bというロジック、さらにはCというロジックを学習するとどうでしょう。
Aというロジックでエントリーチャンスであっても、BとCのロジックではチャンスでは無い場面が出てきたとします。
そのときあなたならどうしますか?
Aというロジックだけにのっとってトレードするという人は少ないでしょう。
例えばエントリーはするけれどもロット数を下げておくなど、事前にリスクを回避することが可能になりますよね。
複数のロジックを持っているだけで、優位性を判断する方法が複数あることになり、結果的にあなたの資産を効率的に守ることに繋がるんです。
最後に
今までも何度もお話してきましたが、トレーダーという道は一つの入り口に過ぎません。
私がみなさんに目指してほしいのはその先の投資家です。
多くの手法を身に着けて、ポートフォリオを組み、様々なトレード状況に合わせた資産運用が出来る投資家、そしてゆくゆくは自分の理想の人生を歩む方が増えてほしいと思います。