※これは2017年5月12日の記事です。
今回は、GWに家族旅行でイタリアへ行ってきましたので、そこで感じたことをお話させていただきたいと思います。
不思議なことにイタリアを通して、日本という国を改めて認識することが出来ました。
今回はイタリアと日本の国としての違いや文化などにも焦点をあてて、私の感じたことをお話していますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。
GWイタリア紀行
なんとも浮かれたタイトルで申し訳ありません。
実はこのGWを利用して、家族でイタリア・ローマに旅行へ行って来ました。
仕事は一切関係のない完全にプライベートの旅行です。
私自身も家族旅行は久しぶりで、しかもずっと行きたかったイタリアということで、ローマの中心部が近づくにつれて、相当に心が踊りました。
大人になってあれほどテンションが上がったのは、久しぶりかもしれません。
イタリアという街は不思議ですね。
世界遺産があちこちにあり、古代ローマの建造物を街中の至るところで見ることが出来る。
いわば、街そのものから歴史を感じることが出来る面白い国です。
イタリアは初めてだったのですが、一般的に観光地と呼ばれる場所を中心に回りました。
バチカン市国、コロッセオ、トレビの泉・・・。
街を歩いてみて気が付きましたが、イタリアは多くの美術品が、宗教と密接した形で根強く残っているんですね。
中世のイタリアは非常に芸術が豊かだったと聞きますから、その影響ももちろんあると思います。
宗教と芸術とが見事に融合され、花開いたイタリアの文化は、その後、バロック建築などからロココ文化に継承されていきました。
私は今回イタリアという国を訪れ、その文化と芸術の素晴らしさお伝えしたい、そう強く思いました。
もちろん百聞は一見にしかず、という言葉もあるように、本来ならイタリアという国を直に見るのが一番だとは思いますが、今回は思いつく限りのイタリアの良さをお伝えしていければとそう思います。
イタリアの繁栄と衰退
イタリアという国は、今から2000年ほど前の古代ローマ帝国のとき、急激な成長を果たしました。
当時イタリアは世界で一番の都市だった、と言われています。
その後、徐々に勢力は衰えていきましたが、イタリアの文化は中世になってから再び、花開きました。
第一次世界大戦を経て、第二次世界大戦では敗戦国になりました。
イタリア王国は激動の時代を超えて作られたのです。
GDPでいうと、日本よりも少し上で、世界第9位か10位くらいだったと思います。
先進国と言われている中でも珍しく、とてものんびりとした国柄で、国民は一生懸命働く、というよりかは、隙があれば「仕事をさぼろう」という雰囲気があるんだそうです。
日本とは真逆ですね。
ですから、イタリアは先進国でありながら、一人あたりの生産力はあまり発達していません。
人柄は陽気で親切な方が多いようですが、労働の認識は低いようですね。
日本は労働に規制が入ったり、法律が出来たりと、働きすぎているというイメージがありますが、イタリアは仕事を怠ける人が多いので、雇用主が簡単に社員をクビにすることが可能、といった法律も出来たんだそうです。
それぞれの国柄
イタリアという国は、ドイツと比べられることが多いのだそうです。
ドイツ人は勤勉で真面目、子育てもきっちりしています。
イタリアは陽気で良い意味でいい加減なので、子育てものびのびと行うため、子どもたちは自由気ままでワガママに育つことが多いのだそう。
もちろん年齢を重ねて責任感を持つようになると、親を大事にする、優しい子が多いようですが、ドイツの場合は「責任感を持つようになる=ルールを守る真面目な大人になる」ことが多いそうです。
真面目な部分は日本人と似ていますね。
ただ、ドイツ人も日本人もですが、固定観念に縛られていますので、あまり自由な発想は出てきませんよね。
その点、イタリアの方は自由で楽観的。
だからこそ、あんなすごい芸術作品を作り出し、今も世界のトップブランドを守り抜いている、ということなのだろうと思います。
どの国の人柄にも、良いところ、悪いところがそれぞれある、そんな当たり前のことにも改めて気付く旅となりました。
最後に
イタリアの衰退と繁栄の歴史から日本を見ることが出来ました。
私が学生の頃は、日本には経済格差など、ほとんどありませんでしたし、会社が潰れることも、リストラにあうことも、ほとんどありませんでした。
社会として一定のバランスが取れていたんでしょうね。
それが今や大手の企業であっても、呆気なく潰れていきます。
国も借金まみれですよね。
日本という国で暮らしていく限り、自分自身で身を守る術を、そして大切な家族を守る手段を持つべきだと私は思っています。
その術というのは、今まで何度もお伝えしてきている投資です。
この先、日本がどうなるか分かりません。
会社にいれば生活が保証されているという時代は、もうとうに過ぎたのです。
だからこそ私は日本に留まり、日本という国で投資教育を広めていきたいと考えています。
ぜひ投資という資産運用でポートフォリオを組み、あなた自身の未来を構築していただければと思います。