成功者に必要な「土台」づくりの重要性

成功者に必要な「土台」づくりの重要性

※これは2019年5月15日の記事です。

先日は最大10連休のゴールデンウィークがありましたが、みなさんはどのようにお過ごしでしたか?

私は家族でギリシャ旅行にいってきました。

こうして家族揃って、のんびりした海外旅行をする機会はあまり多くないので、とても充実した旅行をすることができました。

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現在オーストラリアに留学して10ヶ月くらいになる息子もこの日は現地で合流したんですが、もうすっかり英語がペラペラになっていてびっくりしましたね。

英会話って留学すれば誰でも話せるようになると思っている方も少なくありませんが、現実はそんなこともありません。

留学してきちんと喋れるようになるのは、だいたい2割くらいだと思います。

そして実は、こうした「習得に必要な要素」というのは、英会話だけでなく、たとえばFXのトレードや会社経営などにも共通している、とても大切な要素なんですよね。

そこで今回は、何を成し遂げるためにも、大切な要素である「土台」の考えについて、じっくりとお話しています。

これからFXを始めようと考えている方や、壁にぶつかって足踏みしている方にとっても知ってもらいたい内容なので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。

会社経営もトレードも「土台」が重要

今回お話する「土台」がいかに重要なものか、わかりやすくお伝えするために、まずはクロスグループを例に挙げてみましょう。

私が創業したクロスリテイリング株式会社は創業から10年になり、またこの法人を傘下にする、クロスグループという法人グループがありますが、いま国内外を含めると、その社員数は200名近い人数になります。

これほどの会社規模になってくると、社員一人ひとりとの意思疎通は簡単ではなくなってきます。

そこで重要になってくるのが「土台」なんです。

最初に「土台」がしっかり社内に浸透していないと、企業としての方向性がぶれてしまい、後からいくら方法論を積み上げてもうまく機能してくれないんですね。

ちなみに、会社にとって土台になる部分とは、すでにさまざまなところでも言われていることですが「ミッション」「ビジョン」です。

ミッションとは、会社を経営する上での「使命」とも言い換えられるでしょう。

そしてビジョンとは、その使命を遂行することで達成できる会社の「将来像」ですね。

クロスグループにおけるミッション、つまり会社の使命は、投資教育の普及を通じて多くの経済自由人を輩出し、そこで学んだ会員さんが投資家、トレーダーとなって、世の中の経済循環に参加し、貢献することだと考えています。

さて、ここでお話しているミッションやビジョンという土台には、実はいくつかの視点が存在しています。

ひとつは、会員さん向けのものですね。

多くの会員さんが経済自由人になっていくこと、そして世の中の経済循環に参加してもらうことが将来ビジョンだといえるでしょう。

そして、もうひとつは会社の将来像に関しても見ることができます。

会社のビジョンとしては、法人規模を大きくしていくことで世界規模のグループ法人を達成して、世の中の経済活動に役立つ存在になる、ということを目標にしています。

さらにもうひとつの視点として、そこで働く社員に向けたビジョンも挙げられますね。

給与や賞与をいま以上に向上させたい、休暇日数の拡大を目指したい、福利厚生の充実や、人によっては経営へ参加するポストを担っていきたいなど、社員によってさまざまなビジョンがあるはずです。

いまここで挙げた3つが、ミッションを共有しながら、それぞれのビジョンを達成、実現していくという関係性を持っています。

たとえば、会員さんのためだけに会社を運営したとしたら、経営面がないがしろになってしまい、結局は会員さんに届ける内容の質も下がってしまうでしょう。

逆に会社の儲けだけを考えていたら、会員さんにお届けする教材の価格バランスが悪かったり、社員への還元率が低くなって、仕事への意欲を失わせる結果になったり、誰のためにもならない結末を迎える可能性もあると思います。

だから私は、この3つのバランスがとても大切で、ミッションを共有してビジョンを達成する、そのために邁進するということが重要なことだと強く感じているんですね。

また、このようなミッションやビジョンを掲げているのは、やはり、トレーダーや投資家が世の中でお金を回していく役割を担っていくことに大きな意味があると考えているからです。

会社だけでなく、国政も地域の福祉も、経済の仕組みの中でお金を回しながら成り立っている、というのがやはり確かな事実として存在するんですよね。

日本ではまだ、少し壁を感じる部分もありますが、経済大国のアメリカでは投資家やトレーダーは世の中で非常に尊敬される存在です。

「無から有を生む」といいますか、彼らの生み出したお金によって、事業拡大、雇用拡大を実現したり、アイディアはあるのにお金がない起業家たちに資金を提供したりすることで新たなビジネスを起こすなど、投資によってお金の問題を解決してさまざまな活動につなげています。

このような経済活動のあり方は、私自身もこれからの日本にとって重要だと思いますし、とても意味のあることだと強く感じています。

ミッションやビジョンを達成するために

さて、このように土台、つまりミッションとビジョンが見えてきたら、次に、クロスグループの場合はこれに準じた「クレド」というものがあります。

クロスグループではクレドを、社員が守るべき3か条という風に捉えています。

  1. 広く投資に関する情報を発信し、会社の利益を追求する
  2. 仕事の価値を追求する
  3. お互いを認め合う

この3つの考えを、非常に大事にしているんですね。

また、これも先ほどのビジョンと同じように、3つともバランスよく重要視するようにしています。

会社の利益だけを突出させていくことで、結果的に仕事の価値を低下させてはならないし、多くの人が働く会社の中でお互いに認め合いながら働くことも必要不可欠です。

このクレドを軸にしながら、さらに会社の年間目標や、中長期的な目標によってミッションやビジョンの実現を後押ししていきます。

ここまでのお話でわかるように、スタート地点にあるのはあくまで土台です。

抽象的なミッションやビジョンがあって、初めて具体的な内容が作られていき、テクニックやスキルといったものが積み上がっていくイメージですね。

これは、「トレードの技術向上」においても同じことがいえます。

土台があって初めて、その後にスキル向上が目指せるということなんですね。

それでは、トレーダーにとっての土台は何だといえば、ひとついえるのは「1つのロジックを習得する」ことではないでしょうか。その理解と、実際に使いこなせることがトレーダーの土台になります。

ただし、そこで終わってしまうと成長することができません。

野球で例えるなら、これは「あるピッチャーのある球種」を、「あるバッターが打てるように」マスターしたに過ぎません。

ほかの球を投げられた時、またはほかのピッチャーが登板した時に、そのバッターは対応することができないんですよね。

1つのロジックを身につけることは土台として重要なんですが、それだけだと、他の相場が訪れた時に対応できません。

また、冒頭で英会話について少しお話しましたけど、これもまた同じ考え方ですね。

日本の学校の授業で聞くようなきれいな英語をCDで何十回と聞いたとしても、実際の会話の中では、まったく同じ発音や言い回しをする人はいません。

やはり、いろいろな人の話す英語の発音や表現、言い回し、考え方に触れながら英語の全体的なスキルを身につける必要があるわけです。

もちろん、基礎は大事なことです。きれいな英語を聞くこと自体は大切なんです。

しかし、それだけで終わると、それ以上の成長ができません。

FXでも、厳密にいえば、過去の相場というのは二度と訪れないので、いろいろな相場に対応できるように、土台の上からあらゆるトレード手法に触れていき、いろいろなパターンに慣れることが大切になります。

もしも小さな利益しか狙わないのであれば、土台よりもテクニックを重視して考えても良いのかもしれませんが・・・。

しかし、長期的に成長したい、大きくしていきたいと思うのであれば、トレードも会社も、今回お伝えしている「土台」を重要視してそこから、スキルを積み上げていくべきだと思いますね。

何事も、継続して努力し続けること

証券会社が行うアンケート結果なんかを見るとわかりますが、トレードの世界において、一般的に、2割ほどの人が勝ち、残り8割が勝てない人だといわれています。

この2割というのは本当に高い水準だと私は感じます。

なぜなら、ほとんどの人は投資やトレードというものに対して学習していないからです。

なかなか勝てない8割の中には、なんとなくトレードしている方や、まだ初心者だという方もたくさん含まれているでしょう。

そこから脱して2割の勝てる人になるのは、実は、それほど難しいことではないと私は思っています。

これが大学受験などであれば、2割の合格者を目指すのは、みんな必死に試験勉強をしていますから、大変かもしれませんね。

しかし、FXで2割を目指すのであれば、全く努力していない人も多い中で目指す2割なのですから、少しずつ努力を積み上げればいいと思えば、簡単そうだと感じませんか?

この2割と8割、どちらの分かれ道を進むのかは、「土台」をどういう風に築けているか、というのも大きなポイントだと思います。

また、その努力を「継続する」というのも、見逃してはいけないポイントのひとつになりますね。

留学も、日本に帰ってまったく英語を喋らなくなれば、英語のスキルは衰えるでしょう。

逆に、日本を何年も離れて日本語を使わなければ、日本語も下手になると思います。

さらに英語の場合は、現地のネイティブの方が何年もかけて学習したことを、後追いで学習し始めるわけですから、そんな簡単に習得できるわけではありません。

それ相応の覚悟も必要になってくるでしょう。

しかし、頑張って意欲的に継続学習をしていけば、誰もがペラペラに喋れるようになるチャンスはあります。

FXも同じように、一度学んだらそのままでいい、とはいかないものですし、最初の土台づくりには、ある程度の時間をかけて取り組む必要もあるでしょう。

しかし、2割の勝ち組トレーダーへの道は、その努力の先にあるんです。

私自身も、今回のギリシャ旅行を通じて(長男の英語上達に触発されて、笑)会社経営やトレードにおける土台の重要性を再認識しました。

ぜひ、あなたも、土台を盤石なものにする重要性と、そのために継続学習を重ねる意識を改めて持ってもらえたら幸いです。

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