※これは2018年1月26日の記事です。
今回は、『Billionaire Diamond Club(ビリオネア・ダイヤモンド・クラブ)』にて、講師を務めている池田さんとの話をお伝えしたいと思います。
本当に良い案件ばかりを扱っていて、私もお世話になっている池田さんは、普段、どのような考え方で稼げる案件を見出しているのでしょうか。
その考え方には、私たちも投資家、そして経営者として学ぶべき大切な要素がありました。
あなたが、これから安定して稼ぎ続けたいのであれば、ぜひ今回の内容も見逃さないでくださいね。
いかに成熟した市場で利益を手に入れるか
投資をシンプルに捉えたら、そこには常に、「リスク」と「リターン」という二律背反の存在があります。
どんなに魅力的な案件にも、どうしてもリスクはつきまとうものなのです。
投資だけでなく経営も「ローリスク・ハイリターン」を狙いたいものですが、リスクとリターンは比例するものですから、高いリターンを求めれば、それだけリスクも高くなってしまいます。
そして、少しでもこのバランスを崩して、ローリターンの中でも稼げる案件を狙っていくのが投資家に求められると、池田さんもおっしゃっていました。
その「少しでも稼げる案件」を見つけるためには、自身の経験値を高めたり、良い人脈を駆使して手に入れたりするほかありません。
これに関しては私も同じ考えです。
以前からお伝えしているように、FXで稼ごうと考えるなら日頃の学習が何より大切です。
まったく知識のない人が稼ぎ続けるのは不可能に近いでしょう。
さらに池田さんは、この点について、「成熟した市場」という言葉を使って解説してくれました。
FXや株式のように、すでに確立された市場には、競合しているトレーダーが数多くいますよね。
そのため、その中で勝ち残るためには、学習が必要だったり、経験が求められたりするというわけです。
それを面倒だと感じて、いきなり「ハイリターン」を夢見て、ハイリスクな投資に挑むのはかなり危険な行為なのです。
もはやギャンブルの考え方に等しく、きちんと利益を上げ続けることができなくなってしまいます。
だからこそ私は、日々の学習によってしっかりと稼ぐための基盤を作り上げていくことが大切だと、これまでもお伝えしてきているのです。
いかにリスクを軽減して先行者利益をゲットするか
もちろん、リスクの高い投資を全否定するわけではありません。
トレードによってまとまった資金を手にすることができたら、次に私たちが目を向けるべきは「お金にお金を稼いでもらう仕組み」を確立していくことになります。
そのためには、多少のリスクがあったとしても、大きなリターンが得られる投資を行うという選択も時には必要になるでしょう。
このような大きなリターンを求める際は、成熟した市場ではチャンスをなかなか見つけられないので、まだ参加者が少ない先行者利益が得られる市場に目を向けることになります。
不動産投資でいえば東南アジアの物件のような、まだ競合が集まっていない、未開拓の市場のことですね。
こうした先行者利益が見込める市場で稼げたなら、成熟した市場とは違ったかたちで大きな利益が得られます。
ただし、ここでも考えなしの投資を行うわけにはいきません。
先ほどの「成熟した市場」での考え方と同じように、ハイリスクの中でも、よりリスクが低いと判断できる投資を選択する目を持つことが重要になっていきます。
多少のリスクはあるものの、せめてミドルリスクくらいでハイリターンの可能性がある先行者利益の得られる市場を求めることで、「お金にお金を稼いでもらう仕組み」づくりが進むわけですね。
そこで気になってくるのが、いま池田さんが注目している「先行者利益の得られる市場」だと思いますが、池田さんは「仮想通貨」市場を挙げていました。
一見すると「仮想通貨」は、去年までにその勢いを落ち着かせて、すでに先行者利益が出尽くした市場のように感じるかもしれません。
私も池田さんの解説を聞くまで「いまから仮想通貨に注目して稼げるの?」と思ったのですが、そこにはきちんと池田さんの根拠がありました。
最強の投資家が「仮想通貨」に注目した根拠
確かに、仮想通貨市場のスタート期に目をつけて購入した人は、すでに先行者利益を得ていると思います。
しかし池田さんは、この市場の先行者利益はまだ枯渇していないと予想しています。
仮想通貨市場をスタート時点から注目して購入していた人たちは、先見の明を持っていたというより「たまたま当たった」人が多いのではないかと池田さんは考えています。
その後、大きな注目を集めすぎた仮想通貨市場は、悪意ある詐欺師などが登場したり、その規制のために国が動き出したりして、当時の勢いと比べてずいぶん落ち着いている状態ですよね。
一見すると、先行者利益が終了して、ここからリターンを期待するのはリスクが大きいようにも感じられるかもしれません。
しかし、最強の投資家である池田さんは、むしろ今こそ稼ぎたい人たちが注目すべきタイミングかもしれないと分析しているのです。
ここ最近はネガティブ情報も多く流れていますが、仮想通貨市場はすでに数兆円という規模まで膨らんできた実績があります。
それが多少、落ちてきたとはいえ、あれだけ拡大した市場の実績があるということは、大手企業やヘッジファンドなどが注目しないわけがありません。
実際に大手証券会社がこのタイミングで仮想通貨市場に参入したり、ヘッジファンドの方が仮想通貨をポートフォリオのひとつに組み込んだり、そういった動きが見られています。
また、池田さんの周りでも仮想通貨に注目している投資家は何人もいるのだそうです。
もちろん、必ず仮想通貨市場が急上昇するとは誰もいえません。
しかし、少なくとも上記に挙げたような大資本を持った人たちが、稼げると判断して動いていることを考えれば、今は「たまたま稼げた」ではなく「根拠を持って稼ぐ」タイミングとして間違っていないのかもしれないと、池田さんは語っています。
そして、これはまだ競合が飽和していない「先行者利益」の域にある話だともおっしゃっていました。
……いかがでしょうか?
私はこの池田さんの話を聞いて「なるほど!」と驚かされました。
今回このような話を池田さんにしていただいたのは、「仮想通貨を買いましょう」とお伝えするためではありません。
プロの投資家はどのような目を持って市場を眺めているのかを、ここから学んでほしいと思ったからなんです。
まずは手堅い市場から、稼ぐための資金づくりから始めていきましょう。
そして、まとまった資金を手にしたら、次はリターンの大きい投資に目を向けて、「お金にお金を稼いでもらう仕組み」を確立してもらいたいと思います。
今後も投資や経営など役立つ情報をお伝えしていきますので、スキルを磨くためのきっかけ、そして行動につなげてみてください。