事業拡大が与えてくれる、本物の豊かさ

プールサイド

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、「100年に一度の危機」とも呼ばれる激動の1年でした。

あなたもご存知の通り、コロナ禍の影響は日本経済にも大打撃を与えています。

かつては「就職できれば将来安泰」とも言われていた大企業でも、ボーナスの大幅カットや、希望退職募集という名の「リストラ」など、社員の生活に影響が出るレベルで赤字経営をしているほどです。

そんな中クロスグループでは、海外進出や新規事業の立ち上げなど、2020年までにまいた種がどんどん花開いた1年になりました。

コロナ禍において、財源を保つために新規事業の立ち上げはストップする企業がほとんどですが、なぜクロスグループは事業拡大を進められたのか?

その理由は、事業拡大で得られる「お金以外のメリット」があるからです。

今回は、2020年に始めた新規事業を紹介しながら、世の中が厳しい経済状況の中でも事業拡大を続けている理由についてお話していきます。

経営に興味がある方だけでなく、会社員として働く方にとっても、仕事に対する考え方やモチベーションアップに繋がるような話題だと思いますので、どうぞ最後までご覧ください。

2020年に始めた2つの新規事業

2020年を振り返って、特に大きく展開できた事業は、台湾での投資コンテンツの提供です。

実は数年前から、現地に出向いて市場調査などを何度も繰り返してきました。

台湾出身のスタッフも雇用し、日本国内と同等レベルのサービスやサポート環境を整えたことで、昨年ようやく盤石な体制でスタートを切ることができました。

ありがたいことに広告費を上回る売上高を達成し、投資教育について台湾でも多くの方の関心を集めています。

私たちが国内で提供している投資教育は、世界レベルで通用するコンテンツである。
そう強く確信することができました。

世界規模の事業展開は、それだけではありません。
2020年は、これまで培ってきた海外の知見を活かし、輸入品を加工して販売する物販事業も始めました。

クロスグループの強みであるWebのノウハウをうまく応用して、今年は物販に関する事業展開もさらに発展させていきたいと思っています。

クロスグループでは「世界規模の企業グループの達成」を会社のビジョンとして掲げているため、2020年の事業展開は、今後の海外進出に向けてもかなり大きな前進だったと感じています。

事業拡大を続ける理由

さて、ここで冒頭の疑問に立ち返りましょう。

「なぜコロナという強い逆風の中で、事業拡大を続けたのか」

この答えはいくつかありますが、大きな理由のひとつは、複数の収入源を確保する「リスクヘッジ」がとても重要だからです。

今回の台湾進出や物販といった事業は、まさに企業の収益を安定化させるためにも必要な選択だということなんですね。

日本の中小企業の多くは、マンパワーも少なく1つの事業を行うことが精一杯だという状況は珍しくありません。しかしその事業での収益が芳しくないと、収入源が一気に断たれ、倒産を余儀なくされるという状況に陥ることがあります。

ここで、ある程度の資金や労力を割けるなら、リスクヘッジのために複数の事業を展開しておくと、1つの事業で収益が芳しくなくても他の事業で収益を確保することができる。

つまり倒産する可能性を下げることができます。

もちろん、リスクヘッジと言っても、どの分野にでも手を出して良いわけではありません。

重要なのは、会社が既に持っているノウハウを軸に、新しい分野を掛け合わせること。

先ほどの事業展開を例にするなら、すでに展開してきた「投資教育」に「海外」という視点を組み合わせています。「物販」についても、10年以上の経験がある「Web」との組み合わせです。

このように、既に持っているノウハウを派生させて、新たな需要や価値を見出す。
これが新規事業を立ち上げる上で、一番成功確率が高い方法だと思います。

事業拡大によって、スタッフにも豊かさを

もうひとつ、事業拡大が与える影響で見逃せないポイントがあります。

それは、働いているスタッフの人生を豊かにする、という側面もあるということ。

例えば台湾進出を例に挙げましょう。

社内でも適正のあるスタッフにプロジェクトのメンバーとして活躍の場を与えたり、台湾出身の方を新たに雇用したりと、スタッフに新たな活躍の場を提供できます。

新規事業を立ち上げることで、スタッフのやりがいや楽しく働く場を提供できれば、その人自身の豊かな人生を実現するきっかけにもなりますし、新規の雇用や消費を生み出し経済の流動性も高められます。

「現状維持は後退」という言葉もありますが、歩みを止めた瞬間からどんどん退化が始まります。だからこそ、今はまだコロナが収まりませんが、私は次なる展開、中長期的なビジョンを持つようにしているのです。

それを一歩ずつ進めることで、会社の発展はもとより、スタッフの豊かさにも繋がりますし、さらには世の中に資金の還流を促し、経済の活性化にも役立ちます。

また、こうした姿勢を常に持ち続けてきたからこそ、会社も発展し続けてきたと感じています。

実際にメガバンクの頭取出身の方に社内体制やサービス内容、そして決算書をチェックしていただいた際、クロスグループのポテンシャルを大変高く評価していただきました。

今後の記事でも、私の経営に対する考え方、クロスグループ発展について触れていくつもりです。

ぜひ、あなた自身の働く心構えや将来のビジョン形成にも役立ててもらえたら嬉しいです。

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